理事長所信Message

理事長所信

2021年度理事長 山岸 卓三郎

公益社団法人 諏訪圏青年会議所
2021年度理事長 山岸 卓三郎

はじめに

当青年会議所は昨年度、創立20周年を迎えました。2001年に岡谷・茅野・諏訪・下諏訪の4つの青年会議所が統合し、諏訪はひとつの想いのもとにこの諏訪圏域に明るく豊かな社会を実現させるため、先輩方が同じ志をもって20年間活動し今に至っています。先輩方の築き上げたこの礎があるからこそ、今の私たちが活動できていることに感謝申し上げます。

青年会議所はこれまで、時代の流れに沿った、この地域に必要な運動が展開できるよう運動指針や行動指針を定め活動してきました。しかしながら、入会歴の若いメンバーが多くなることでその想いが伝わりきれず、自分たちの目的がわからないまま活動しているメンバーも少なからずいました。

私達は先輩方から受け継いだ諏訪はひとつの想いを継承し、諏訪圏域の未来をよく考え今という時代に合った活動、運動を展開し、地域住民に必要とされる団体でなければなりません。そのためには、メンバー一人ひとりが青年会議所の目的意識を理解し、成長することが必要です。ただ活動するのではなく、自分たちの活動がこの諏訪圏域の明るい未来にどうつながるのか、またどう未来を描いていくのか意識を持つことが大切です。

まちを良くするためには、今の青年会議所が熱い志をもって行動できているのか、自己満足の団体になっているのではないかを振り返ることが大事だと感じます。自分と向き合い、今足りないと感じる問題点を把握し、自分たちの意識を変え成長することが自信につながり、その自信が発信力となります。また検証することで自身を省みることができ、新たな可能性に気付くことでしょう。

新型コロナウイルスの影響により、経済の低迷、生活や健康への不安など、マイナスな思考になっている時だからこそ、青年会議所として先を見据えた運動を行うことが必要と考えます。予期せぬ事態の時こそ諦めるのではなくチャンスと捉え、リーダーシップを発揮し、青年会議所が持つ行動力、知恵、情報をフル活用して、行政とも連携しこの諏訪圏域に希望の光を照らさなければいけません。

2021年度は、20年代の新たなる一歩を歩む中で、地域のリーダーとしてこの圏域を牽引していけるような人財が一人でも多く生まれるよう、意識改革、自己成長に重きを置き、一歩先の広域的な事業展開を行っていきます。

また、本来ならば2020年度に行う予定でありました20周年記念式典を本年度行わせていただきます。創立から20年の歩みや創始の想いを再確認し、この地域で活動させていただいたことへの感謝を伝えていきます。また、未来に向かって諏訪圏青年会議所の進む方向を指し示し、私達の決意を示すとともにメンバーがひとつになる機会としていきます。

青年会議所運動の影の立役者

公益社団法人格を取得し10年。地域からの信頼をいただいたことに深く感謝すると同時に、私達はその期待に答えるよう更に効果のある活動、運動を展開していかなければいけません。そのためには、組織力を強化し、しっかりとした運営を行う必要があります。1年間の事業計画を綿密に組み立て、揺らぐとこのない目標を設定し、委員会の活動をスムーズに遂行させるために組織運営を誠実に行ってまいります。活動基盤として青年会議所活動には様々な会議が存在していますが、近年メンバーへの意識調査から会議に対しての重要度、円滑性が低下してきています。会議は定款に定められているものであり、委員会で考えられた事業をより良くする場です。会議の重要性を再認識させるとともに、効率的に議論を深めることで意思の疎通や問題解決を図り組織を活性化していきます。また、我々の活動の事業費は、会員の会費から成り立っています。各事業に対し適正に予算が使用されているのかが重要であり、公益社団法人としての信頼性を保つとともに会員一人ひとりからの信頼を得る必要があります。予算準拠主義の考え方と事業準拠主義の考え方のバランスを保ち、事業の持つ可能性を最大限に引き出す予算執行を行います。

地域とともに成長するまちづくり

諏訪圏域は、諏訪湖や八ヶ岳を抱く自然や諏訪大社など昔より続く歴史を持った魅力あふれる地域です。諏訪圏域の豊かな伝統と自然の中で、諏訪圏独自のまちづくりを行い、このまちの魅力を圏域内外に発信してきました。しかしこの諏訪圏域にはまだ気づいていない魅力があるはずです。視点を変えることで魅力と捉えないものを魅力あるものに変えていくことができれば、それは地域と広域が共存共栄する住民参画型のまちづくりになるのではないでしょうか。

このまちづくりを通して、青年会議所と地域住民の意識を変えていく必要があります。そのために青年会議所メンバー全員が快然たる気持ちのもと活動できる環境で、地域社会全体から笑顔を創出する活動を行っていきます。メンバーが積極的に成長の機会を手に入れられるような活動が、諏訪圏域のまちづくりにつながります。そして諏訪圏青年会議所が地域から興味を抱かれ、今まで以上に地域住民から必要な団体という認識を向上していただけることによって、さらにメンバーに活力が生まれ、心からの笑顔を用いてまち全体に元気を与えていくことになると確信しています。

今がひとつになるとき

創立20周年記念式典の開催にあたり、創立から現在に至るまで青年会議所の志をつないでいただいた先輩方に感謝と尊敬の意を表します。そして20年間を振り返ることにより創始の想いを継承します。また、現在会員の半数以上が入会の浅いメンバーで構成されていることもあり、式典の重要性や諏訪圏青年会議所の意義をメンバーにうまく伝えられなかったのも事実です。諏訪圏域で運動を行うことに対し、当たり前の気持ちになっているのではないかと思うところもあります。我々の事業は参加者や協力者がいるからこそ成り立っており、私達は諏訪圏域住民に対して感謝の心を忘れてはいけません。また、青年会議所活動に理解をしていただいている職場の皆様、家族の皆様に対しても、ご協力のおかげで活動ができていることへの感謝を決して忘れてはなりません。

諏訪圏青年会議所の向かう方向を意識し活動できたかを振り返ることで、青年会議所として目的を見失うことはなく、メンバーが同じ方向を向いて高い意識のもと、活動を展開していけると信じております。

未来を担う青少年の育成

時代の変化に伴い、子どもたちの生活環境が私達の幼少期と比べて変化しています。今では小学生からスマートフォンなどを持ち便利な世の中になった反面、顔を見て会話する機会が減ることで自分の感情を上手く伝えられず、他人を思いやれない子どもが多くいるのではないでしょうか。未来の宝である子どもたちに人のことを思いやる、人のことを自分のことのように思える優しい大人に成長すること、また友達を大切にできる強くたくましい大人に成長できるきっかけを与えることが必要です。強くたくましく優しい人財がこの先の未来を担っていけば、この諏訪圏域は明るく優しいまちになることでしょう。

この諏訪圏域は自然豊かで歴史や文化もある魅力あふれる地域です。自分のまちの資源に触れ学ぶことで、興味を抱き、好きになってもらいたいと考えます。また、大人も子どもと同じくこの諏訪圏域に興味をもって好きになり、普段から魅力を子どもに伝えていけられるようにならなければいけません。青少年育成事業を通して学校や家庭以外の場所で青年会議所でしかできない様々な経験の場を提供することで、子どもたちはこの地域で夢を描き、身も心も強く明るく元気な優しい大人に成長し、このまちの貴重な人財になることを期待します。

青年会議所を継続するために

青年会議所活動の根幹だと言っても過言ではない会員拡大活動。私たちの活動を幅広く地域住民に伝えるためにも、行動を起こし地域に働きかけていくためにも、同志を増やしていくことはとても重要です。我々の運動を推し進めるためにも人財(ひと)が必要不可欠なのです。近年の会員拡大の成功により、会員数も純増し長野県内でも一目置かれるLOMとなってきました。諏訪圏青年会議所は、より活動の推進力も増し諏訪圏域住民にとって“なくてはならない団体”へと成長してきています。この歩みを止めないよう、本年も会員拡大は絶対に成功させなければなりません。しかし、メンバーの人数が多ければそれでいいのか。メンバー数が多ければ、より多くの事業展開ができるメリットがある反面、一人ひとりの成長まで細やかに寄り添えないことも出てきてしまいます。

ただ青年会議所に属しなんとなく活動していたのでは意味がありません。自分がこの団体で何をしたいのか、何をしなければいけないのか、諏訪圏域のため、そして自己成長のために熱い想いを持ち活動しなければなりません。目標に向かって熱い想いをもって協力し合い、活動を行い発信することによって圏域住民に想いが伝わり、魅力のある団体になっていきます。一人でも多くのメンバーが自信を持っておもいっきり行動し、地域のリーダーとして成長することができれば、青年会議所に魅力を感じてくれた青年達が入会したいと思ってくれるはずです。会員拡大を行うと同時に青年会議所メンバーが自ら研修を通して学び、リーダーシップを発揮し住民に向けて発信を行うことができるように期待します。

各地域を盛り上げるために

6市町村をまたぐ諏訪圏青年会議所は、各地域でのお祭りや会議への参加を今まで部会として行ってきました。その中で自分の住むまちのことは良く分かっているため動きやすい反面、メンバー間で各地域任せになっているのではないかと感じています。そのような状態で、私達は6市町が共通のふるさとだといえるのでしょうか。諏訪圏青年会議所である以上、本当の意味で各地域を共通のふるさとといえるようにならなければいけません。各地域のことをそれぞれが知り関心を持つことこそが、地域と広域の共存共栄に繋がると考えます。

本年度は、茅野どんばんを従来の運営だけではなく、青年会議所として協力し盛り上げていくために例会の位置づけとします。家族や友人などが参加しやすい設営にすることで、参加率を上げより多くのメンバーに知ってもらう機会とします。

また、諏訪湖よさこいも青年会議所が立ち上げたお祭りとして運営に携わり、地域住民を巻き込んだ住民参加型のまちづくりこそが青年会議所のあるべき姿だと感じてもらいます。各種祭りについても、今後も地域に必要とされる団体であるためにパートナーシップを重視し参加していきます。

メンバーが新しい意識を持ち、地域への関わり方を再認識することで私達の成長は促され、さらには地域の今あるものを見つめ直し最適化することを通して、地域と広域がより元気になるものと確信します。

諏訪圏域のために動くこと

2020年度は、新型コロナウイルスの感染拡大により自粛要請が発令され、青年会議所の活動も前期は自粛を要しました。青年会議所としてすぐに行動を起こそうとした時、公益社団法人格のルールにより、思うように活動できず悔しい想いをしました。そこで公益社団法人格のチェックポイントの追加と見直しを行ったことで、災害や感染症など予期せぬ事態の時に速やかに活動できるようになりました。いつどこで起こるかわからない事態に備え準備をしておくために、公益社団法人格をメンバーが知ること、そして決断力をもって、より早く動くことができるように周知をしていきます。定款や公益社団法人格を見直すことは、自分たちの活動の動きを広くするためだけでなく、新しい価値を生みだすために必要と考えます。

新たなる一歩!成長しよう諏訪圏(まち)と共に

20年代の最初の年をどう一歩を踏み出すか、重要な年になります。過去のことを胸に置き、青年会議所での私達の成長がこの地域にどのような明るいインパクトを与えられるかを、メンバー全員が考え、今この地域に必要なことを自分たちが学び地域住民に発信していきましょう。それが自信となり魅力あふれる団体となる力となります。その魅力の中に、自分たちも心の底から楽しんで活動していれば、その楽しさが住民にも伝播し、地域と広域が共存共栄する笑顔あふれる優しい諏訪圏(まち)になると信じています。
私たちメンバーが成長しその成長が地域に波及すれば、地域住民も成長し活性化につながると考えます。
今だからこそ若き力を発揮し、この諏訪圏域のため新たなる一歩を踏みだしましょう。
諏訪圏の明るい豊かな社会の実現のために。
青年会議所活動を熱い思いをもって楽しもう!!