私たちが暮らすこの諏訪圏域には多くの豊かな自然や魅力的な文化があります。諏訪湖や八ヶ岳も魅力の一つと言えます。様々な魅力の中で仲間達と共に生活体験、自然体験をして子ども達は郷土愛を育みます。その郷土愛で欠かせないものがコミュニティであり「仲間」です。私たちは大人になるまでの間、様々な体験をする時にいつも近くに居る仲間達と共に過ごしてきました。多様な場面でコミュニティや仲間意識を育むことで、このまちをより一層、愛おしく感じさせてくれます。
　私達は大人になった今でもこのまちが大好きで、このまちにずっと暮らしていたいと思うのは、「仲間が居るまち」「仲間と過ごすまち」だからと考えます。しかし、昨今では、若者の地元離れが増加傾向を辿っており、諏訪圏域においても重要な課題の一つとなっています。その一因として郷土の魅力を感じられなかったことが挙げられます。子ども達が大人になったとき、諏訪圏域に対する郷土愛「仲間と過ごす大切なまち」に魅力を深く感じるためにも、青少年時代に皆で何かを作り上げることや、皆で過ごして語り合う時間が必要です。
　当委員会では子ども達のアイディアを事業に取り入れ、一緒に同じ目標に取り組むことによって、この地域を愛し誇りを持つきっかけを提供し、仲間と共に郷土を愛する心を育くんでいただきます。
　また、地域住民と関わりを持つ事業の中で、私たちJCや青少年が各事業を通じて魅力を感じ、市町村の枠組みを超えた仲間と事業への参画や他市町村のお祭りへの参加から同じ時間を過ごすことで、郷土愛を育んだ青少年たちが、仲間というコミュニティで経験したことを活かして地域の新たな魅力づくりをしていただき、青少年が大人になった時の人口流出を減らすことができる一助となり、これから先も仲間と過ごしたいと思えるまちとなることを目指します。